「No.1」「最高」などの表現は、他のすべての商品・サービス等に比較して優位性があるという趣旨であり、客観的な事実に係る表現です。したがって、優位性について客観的な裏付けを必要とするものです。それに必要な裏付けがなく、かつ、著しく優良または有利であると一般消費者が誤認するような表示であれば、景表法の不当表示に該当するおそれがあります。
民間放送の放送基準では「原則として、最大級またはこれに類する表現をしてはならない」としています。
目次
最高級を意味する用語
「最高」、「最高級」、「世界一」、「どこよりも」、「ベスト」、「一番」、「№1」、「極上」、「超」、「特選」、「高級」、「完璧」、「世界最速」、「抜群」、「絶対」など
唯一性を意味する用語
「最古」、「最新」、「世界初」、「当社だけ」、「業界初」など
- 「No.1」表示の対象となる商品等の範囲を明確にすること
- 都道府県、市町村等の行政区画に基づいて、調査の対象区域を表示すること
- 直近の調査結果に基づいて表示すること。また、「No.1」表示の根拠となる調査の期間・時点を明確に表示すること
- 根拠となる調査の出典(調査会社名等)を具体的かつ明瞭に表示すること
【基本コラム6】広告内容を目立たせたい場合の注意点を教えてください。
【強調表示】 商品・サービスを消費者に対して訴求していくために、その内容(品質など)や取引条件(価格など)の良い部分を強調して、いかに目立たせるかが広告のポイ…