【基本コラム6】広告内容を目立たせたい場合の注意点を教えてください。

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強調表示

商品・サービスを消費者に対して訴求していくために、その内容(品質など)や取引条件(価格など)の良い部分を強調して、いかに目立たせるかが広告のポイントであるといえます。この強調して目立たせた表示を「強調表示」といいます。

強調表示は、通常は対象商品・サービスの全てに対して無条件、無制約にあてはまると一般消費者に受け取られるため、そうでない場合には、その例外や条件を示す必要があります。

打消し表示

商品・サービスについて、強調表示されている内容に制限があったり、条件が付されていることがあります。たとえば、安価なサービスの提供を受けられるのは一定の条件を満たした場合に限定されているようなケースです。

もし、このような条件を知らなければ、消費者は、その商品・サービスの価格(取引条件)について「無条件に安い」と考えるでしょう。また、条件を満たさなければ安い価格で購入できないことを知っていれば、消費者はその商品・サービスを購入しようとしないかもしれません。

このような、消費者が強調表示からは予測できないことがらであって、商品・サービス選択の重要な考慮要素となるものについての表示を「打消し表示」といいます。

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コラム著者/代表紹介

合同会社アドリーガル 代表社員(CM考査アドバイザー)
保有資格:消費生活コンサルタント
日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会会員

1945年生まれの博多っ子。
1968年慶應義塾大学法学部政治学科卒業
同年RKB毎日放送入社
1998年第6回日本広告連盟広告大賞「ありがとう~世界一短い感謝状~」プロデューサー
2006年までRKB毎日放送ラジオCM考査責任者 退職
2008年から合同会社アドリーガルを創立し、現在に至る。

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