【基本コラム3】法律以外で広告表示を規制するルールはありますか?

公正競争規約やガイドライン・通達等、業界団体による自主規制基準などがあります。

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公正競争規約

業界の申し合わせによる自主規制の一種ですが、公正取引委員会および消費者庁の認定を受けたものであり、純粋な業界自主規制とは区別されています。法律および通達などの公的基準を補完する重要な役割を果たしています。

主務官庁の解釈基準・ガイドライン・指針・通達・告示等

これらは、法令と自主基準の中間に位置するものですが、主務官庁が関係した有権解釈であって、事実上の強制力を有しています。

業界団体による自主規制基準

業界団体による自主規制基準、広告主団体、広告業団体および広告媒体会社が、法律や主務官庁の通達・有権解釈などとの隙間を埋め、社会との調和(CSR)のために適正な広告活動を進めていくという意思を自発的に表明している点において、極めて重要な役割を有しています。

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コラム著者/代表紹介

合同会社アドリーガル 代表社員(CM考査アドバイザー)
保有資格:消費生活コンサルタント
日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会会員

1945年生まれの博多っ子。
1968年慶應義塾大学法学部政治学科卒業
同年RKB毎日放送入社
1998年第6回日本広告連盟広告大賞「ありがとう~世界一短い感謝状~」プロデューサー
2006年までRKB毎日放送ラジオCM考査責任者 退職
2008年から合同会社アドリーガルを創立し、現在に至る。

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