広告表示に最も関係の深い景品表示法は、広告の「不当表示」を禁止する規定を設けています。中心的な基準となる優良誤認表示と有利誤認表示を考えてみましょう。
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優良誤認表示:質の誤認
例えば「機械打ち」にもかかわらず「手打ちうどん」と表示すること。商品または役務の品質・規格その他の内容について、実際のものよりも著しく優良であると示し、または事実に相違して当該事業者と同種もしくは類似の商品もしくは役務を供給している他の事業者に係るものよりも著しく優良であると示す表示であって、不当に顧客誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害すると認められるのを優良誤認表示といいます。
有利誤認表示:経済性の誤認
例えば、根拠もなく「日本一安い」と表示すること、「今だけ割引価格で提供」と広告しながら、実際には年間何時でも売っている価格あった場合など、商品または役務の価格その他の取引条件ついて、実際ものまたは当該事業者と同種もしくは類似の商品もしくは役務を供給している他の事業者に係るものよりも著しく有利であると消費者に誤認される広告表示あって、不当に顧客誘引し、一般消費者による自主的かつ合理的な選択を阻害すると認められるのを有利誤認表示といいます。
【基本コラム3】法律以外で広告表示を規制するルールはありますか?
公正競争規約やガイドライン・通達等、業界団体による自主規制基準などがあります。 【公正競争規約】 業界の申し合わせによる自主規制の一種ですが、公正取引委員会お…